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ジブリ鈴木&虚淵玄&押井守「この15年でこの国から『物語』が消えた」


   

1: 名無しのアニゲーさん 2016/07/10(日) 22:46:44.72 ID:CAP_USER
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スタジオジブリ代表取締役・鈴木敏夫さん、虚淵玄さん、押井守監督による対談ラジオより。

●押井:この15年でこの国からファンタジーという“物語“が消えた。 今は誰も“物語“を作ろうと思わない。誰も必要としていない。アニメだけでなく映画もそう。」

●虚淵:“物語“を描くよりも“キャラクター“に一気に比重がいった」

●押井:最近のアニメを見ていると感じるが、どこに“物語“があるの?ストーリーはあるけど、始まりがあって終わりがあるという物語がない。まどマギは久々に物語があった。始まりと終わりがちゃんと描かれていた。絵柄は癖があるけど、見てるうちに忘れちゃう」

●鈴木P:まどマギはキャラクターが好きな人と、物語が好きな人が2重に乗っかっている」

●押井:最近のアニメファンは作られたキャラの方にみんな行っちゃってそのキャラと永遠に付き合いたいとなってしまっている。

●虚淵:作り手もキャラと別れたくなくなっている。 ずっとそのキャラを見ていたいというふうになっている。

自分がそれを強烈に感じたのは初音ミク。初音ミクはストーリーを一切背負わず、キャラクター性だけで一世を風靡した。それを見ていてシナリオライターとして職業上の恐怖感を味わった。
「この先、もしかして自分たちは要らなくなるのでは?」と。

自分としてはキャラを喜ばせたり、虐めたり、最後には死なせたりすることで物語を終わらせるが、そういう行為を拒まれつつある。みんなが怖がり始めている。

キャラクターをひたすら愛でる」という快楽にいってしまっている。 それこそビューティフルドリーマーのように。 文化祭だけ見ていればいいんじゃね?って感じで。

昔は「終わらないこと」に恐怖を感じていたが、今は「終わらせること」に恐怖を感じている。

http://www.tfm.co.jp/asemamire/index.php?itemid=111659


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