アニメ監督「原作ファンには負けましたw でも俺原作嫌いだから好きに話変えるから、ファンは見るな」
原作ファンの皆さんには負けました。
私自身が原作を嫌いで、アニメーション化にあたり、ある意味原作に悪意を持った改変を加えていることを認めます。
こう宣言しないと、このブログ上に展開されているいくつかの論点の矛盾が埋まらなくなると、私も覚悟しました。
(中略)
「この「ぼくらの」が、ある一定のファンの人たちに支持されていることを尊重し、かつ原作を支持しない人たちをも納得させるために、
私が出した結論は、「ジアースに乗ったパイロットは死ぬ」という戦いのルールは変えない。それを変えてはこの原作をアニメーション化する意味はない。
かわりに、まわりの大人たちや、主人公の子供たちを取り巻く社会の描き方を変えるということです。」
しかし、これは結果的に、原作の一部の改変にとどまらず、根本的な解釈のし直しになってしまうことに気がつきました。なので、そのことを認めます。
(中略)
私が、原作で嫌いなところのひとつは、子供たちの死に行く運命を作者が肯定してしまっているかのように感じられる点です。だから、私が鬼頭さんに頼んだ一言がすべてを言い表しています。
「子供たちを・・・・助けていいですか?(・・・はネタバレ防止のため略)」
これに対する、鬼頭さんの返答は
「魔法を使わないならいいですよ」
です。
この会談で、ぼくらののアニメーション化の方向は、はっきり決まったのです。それは、鬼頭さんの敷いた世界観ルールはすべて受け入れる。
そのかわり、ストーリーは変える。です。これは、ある意味原作への挑戦、死にたくないと思っている子供たちと私は立ち位置を同じくして、希望を見つけだそうということ、です。
https://blog.goo.ne.jp/moriphy/e/cb2cbcaea460d892deedc3d77685dd3e
●森田宏幸
「ぼくらの」のアニメ化に際しては、中盤から全く異なるオリジナルストーリーを展開。原作の改変だけならまだしも、自身のブログに原作を否定する発言や書き込みを行ったことが激しい非難を集め、当時大問題になり、アニメ否定派からは「もりたの」「やくざの」などと揶揄された。
そのためか、監督作品はこの2作に留まっており、現在のアニメ制作は主に絵コンテが中心となっている。なお、「猫の恩返し」「ぼくらの」は共に音楽は野見祐二が担当した。