堕天使ルシにゃん速報GT

堕天使ルシにゃんが人間界に速報をお届けするにゃん♪

【悲報】来週のニセコイ、結局千棘エンドで終わる。約束の女の子とは一体なんだったのか・・・


   

1: 名無しのアニゲーさん 2016/07/13(水) 17:33:37.23 ID:yj9NrFLKa
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第226話 ケツベツ
■それが、紡ぎだされた回答―――
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楽「オレも好きだよ小野寺」

涙を拭う小野寺

楽「ずっとずっと好きだったんだ 中学の頃から」
楽「ずっと…小野寺の事が好きだった…」

目を閉じ軽く俯く小野寺

小野寺「…うん ありがとう さっき…分かった」
小野寺「嬉しいよ凄く…本当に…」
小野寺「…でも今はもう違うんだよね?」
楽「………………うん………」
小野寺「一条君の中にはもう別の誰かがいるんだよね…?」
楽「………うん……」
小野寺「……そっか……」
楽「………………」

楽にカギを手渡す小野寺

小野寺「これ持ってって」
楽「!」
小野寺「私…思い出したんだ 一条君の約束した女の子が誰なのか」
小野寺「でもきっともうコレを持ってるのはふさわしくないと思うから…」
小野寺「中に何が入ってるのかまでは私は思い出せなかったけどどうするかは一条君に任せるよ」

笑顔の小野寺

2: 名無しのアニゲーさん 2016/07/13(水) 17:33:53.79 ID:yj9NrFLKa
小野寺「さあ行って きっと待ってるよ」
楽「…あぁ行ってくる」

小野寺に背を向ける楽

楽「…小野寺ありがとう」

頂上に向かって駆け出す楽

一人取り残された小野寺のところにメガネ二人がやって来る

るり「小咲ーーーーーー」
るり「あーーいたいた ようやく見つけたわ小咲~~」
るり「あれ?あんた一人なの?」
るり「一条君は?千棘ちゃんは見つかったの?」

無言の小野寺

るり「…? 子咲…?」
小野寺「…一条君なら千棘ちゃんに会いに行ってるよ」

察するるり

るり「………………あんた…」
小野寺「不思議だね 思ったより…悲しくないんだ……」
小野寺「もっといっぱい泣いちゃうかと思ってたのに自分でもよくわからないの 自分の気持ちが…」
小野寺「るりちゃん今私どんな顔してるのかなぁ…」
るり「…バカね ヒドイ顔よ…」
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5: 名無しのアニゲーさん 2016/07/13(水) 17:34:27.10 ID:yj9NrFLKa
小野寺を抱きしめるるり

るり「バカ…ホントにバカなんだから…」

涙を一粒流す小野寺

小野寺「…うん…ごめんね…」

一人頂上を目指す楽がポケットからペンダントを取り出す

小野寺(どうするかは一条君にまかせるよ)
カギを開ける楽
中にはおもちゃの指輪がふたつ、それから楽と小野寺が将来の自分たちへ宛てた手紙
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楽「……指輪と…これは手紙…?」

全て思い出す楽

楽「そうか…小野寺がオレの…」
楽(これがオレのずっと探し求めてた物の答え)
楽(そして自分で手放してしまった物…)
楽「やっぱり指輪だったんだな絵本になぞらえて こっちのはなんだろう…」
楽「…『おおきくなったこさきへ』あーなるほど大きくなって再会した時のお互いに向けて手紙を書いたのか」
楽「オレなんて書いたんだろ」

「おおきくなったこさきへ お元気ですかぼくは多分元気です」
「大きくなってけっこんしたらいっぱい好きな動物をかおうな」
「ゆびわも本物の物を買ってあげます」
「けっこんしたらこさきの料理を毎日食べたいです」

楽「ハハッ…我ながらかわいい内容だなおい」
楽「小野寺の方は何て書いてあるんだろ ええと…」

6: 名無しのアニゲーさん 2016/07/13(水) 17:34:37.99 ID:yj9NrFLKa
「大きくなったらくくんへ」
「大きくなったらくくんはきっととっても背が高くなってるんだろうね」
「早く大きくなって会いたいです会ってたくさんお話がしたいです」
「きっとまた会えると信じてます」
「とっても時間がたってると思うけどきっと私はずっとらくくんのことが好きだと思います」
「らくくんはいまもわたしのことすきですか」
「すきでいてくれるとうれ―――――」

楽「…ぐっ…」

胸を押さえてその場に蹲る楽

楽(後悔はしない)
楽(ずっと想い続けて来た事 それがすれ違ってしまった事も 後悔だけはしないと決めた)
楽(オレはずっと小野寺のそばにいるのが幸せだった)
楽(小野寺と笑ったり話したり…小野寺と同じ空間にいるのがたまらなく幸せで)
楽(もしずっと小野寺と一緒にいられたらきっといつまでも幸せだろうなって今でもそう思う)
楽(でもあの日思っちまったんだオレ)
楽(あの日千棘(あいつ)の事を好きだと気付いた日)
楽(口うるさくてわがままで何考えてるのかわけわかんなくてケンカばっかですぐ殴る)
楽(とてもいつも幸せでなんていられねえけど)
楽(でもまたこうしてこいつと腹の底から笑いたい―――――)
楽(こいつとならオレが想像もしなかった世界に一人だけじゃたどり着けないような世界にも)
楽(二人でなら行けるような気がする だから―――…)

楽(これであっさりフラれたらダサいことこの上ないんだけど…)
楽(とにかくオレはもう決めた あとは―――――…)

頂上に着く楽
大きな岩の前に佇む千棘の後姿

■たどり着いた“頂”そこは長き恋路の果て―――


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