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富野由悠季「女キャラクターを作るときに大事なのは『センズリズム』」


   

1: 名無しのアニゲーさん 2020/04/02(木) 15:14:36.72 ID:c1+YhSDJ0
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庵野 「逆シャア」ではキャラが確実に最初の「ガンダム」から年を取っているのが、凄く良かったです。

富野 ウン。良かったですし、でも、その事に関しては美点ばかりじゃないんですよ。お楽しみ映画で、年を取るのをこうも見せられるのは辛い! だから「逆シャア」みたいな作り方はしちゃいけないんだ。

井上 それは完成してから思われたんですか。

富野 それは作っている時から。コンテを作っている時から。「やっぱり、年取った……」。それはアムロにも感じているし。もう、切ないよねえ……。分かりやすく言いたいから、こう言うけれど「人生っていうのは切ないんだよねえ」ってところは、あったし。

時に男が女に抱きつきたいと思った時にね、どうせならナナイみたいな女に、シャアは抱きついて欲しいと思ったし。何よりも、ナナイってキャラクターを作るときにシャアが抱きついても恥ずかしくない女にしたいって思いが働くわけ。

そうした時に、どういう女だろうって時に、僕の中にあるのは「センズリズム」なわけね。

気持ち良くシャアがセンズリかけたり、シャアのチ○ポコをスキスキしてくれる女っていうのは、どういう女なのだろうって事なの。僕にとって「肉付き」っていう言葉は、こういう事なの。

セル一枚の女がね、ここに(股間を指して)張り付いててね。(それが、ただのセル)だったらね、突き抜けちゃうよ! どうしてもそこに「肉付き」っていう言葉が付くの。それが見えないキャラクターは、見ててきっと気持ち悪いだろう。

庵野 そう思います。

富野 だから、セ○クスを感じるっていうのは、正に、あれは偶然だったんだけど……偶然というか勘なのよね。

ランバ・ラルとハモンっていうキャラクターを作ったあの一連のシーンに、僕自身がゾクゾクっと来たんだもの。「アニメで、できるじゃないか!!」と思った時から……。さっきからずっと、ここで僕が話しているセ○クスにからめて人を考えていく。

表現していくっていうことは、若い人には聞きづらいかもしれないけれど。
ある程度、年をとってきた時にわかるのは、まさにその部分で人がよく分かってくる……っていう時にセ○クス抜きでは考えられないの。

だから、言っちゃえば「ナナイのオマ○コってどんな格好しているんだろう」っていう想像は、絶対にしといてあげないと。

特にシナリオの段階では考えない。絵コンテを描く時にね、ナナイが可哀想だもの。「この娘のオマ○コの格好はね、ヘロッとした貧相なものじゃイヤだ」っていうのがキチッとある。

「こんなのだったら、シャアをくわえ込んでもね。シャアもみっともなくないし、ナナイもつまんない女じゃない」。……という所で、今度は演技論で出てくるわけ。

どういう風に座っているかとか、座っている所で、ナナイがシャアの膝に腰をかけるってシーンで、この女がどんな風に黙って抱かれるのかっていうのは、それは勝負だもの。遊び事じゃあない。

それがハマった時に、コンテの段階で涙流しているワケです、こっちは。「うわ~~! できた~~!」

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