ウマ娘の社長さん、ウマ娘で使用許諾が下りてないグループの馬ばかり爆買いしていた
現在のウマ娘は大きな“欠点”を抱えています。
それは競走馬を擬人化するゲームであるにもかかわらず、過去の多くの名馬の名称を使用できていないことです。
今回のセレクトセールでの爆買いは、この状態を解消するための第一歩なんです」
こう話すのは、スポーツ紙の競馬担当記者だ。いったいどういうことだろうか。
「名称を使用する許可が下りていない競走馬として真っ先に挙げられるのが、日本の競走馬生産の最大手『社台グループ』の産駒たちです。
『社台ファーム』『ノーザンファーム』『追分ファーム』『白老ファーム』という4つの生産牧場と、
多くの人気種牡馬を擁する『社台スタリオンステーション』などを有しているのが、社台グループです。
2020年に引退したGI9勝の牝馬三冠『アーモンドアイ』や、クラシック三冠の『オルフェーヴル』などの名馬は社台グループ系列の法人が所有しています。
かつて『ダービースタリオン』などの競馬ゲームが、競走馬のパブリシティ権について揉めた経緯があるため、
『ウマ娘』はゲーム化に際して馬主サイドから馬名の使用許諾をきちんと得るなどして、慎重に手続きを進めてきました。
その中で藤田社長は今回のセレクトセールで、これまで馬名の使用許可を出してもらえていなかった社台グループに大金を落としたというわけです」
じつは、藤田社長が今回購入した競走馬18頭のうち、じつに17頭が社台グループ系列の生産馬だったのだ。
「これは、社台グループ系列の名馬たちの馬名の使用許諾を今後もらうための“挨拶料”といったところでしょう。
藤田社長の資産は数千億円といわれています。23億円くらいはどうってことないですし、今後、『ウマ娘』のコンテンツを充実させることができれば、あり余るほどの見返りがあるはず。
集客も期待出来て、万々歳ということなんです」(前出・記者)
https://news.yahoo.co.jp/articles/788b62f0af223e1a5aa00ee2915c73f6e9d17358