不登校ゆたぼんの父親、批判が高まる。専門家「虐待に相当、児相が介入するべき家庭」
クラウドファンディング(以下、クラファン)で487万円を集め、日本一周企画に挑戦中の少年革命家ゆたぼんへのバッシングが過熱する一方だ。
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■ゆたぼんパパ・中村幸也氏にも批判
トラブルが起こった際、代理で交渉するなどの対応はあるのか? という質問には、
「前提としてリターンに伴う責任はプロジェクトオーナーさまにあるため、基本的には二者間でご解決いただくようご案内しておりますが、状況に応じて弊社が事実確認をさせていただく場合もございます」(『CAMPFIRE』担当者)
不登校を前面に押し出しているゆたぼんだが、「同世代の男の子に声をかけてほしそうにしていた」といった目撃情報もあり、《本当は学校に行きたいのでは?》《親の金もうけの道具にされてかわいそう》と、ネット上では父親・中村幸也氏への批判も増えている。
彼らの親子関係は、専門家からどのように見えているのか。19年間にわたり児 童相談所へ勤務していた、家族問題カウンセラーの山脇由貴子さんに話を聞いた。
「親が子どもを学校に通わせない、金もうけの道具にするというのは、いずれも児 童虐待に該当します。7日間以上欠席した子どもについては教育委員会への報告も義務付けられています。その場合は児 童虐待として児 童相談所に連絡が行き、児 童相談所が子どもの安否確認、意思確認を行います」
■車中泊は児 童虐待に該当する
――日本一周の期間中は連日のように車中泊をしたり、深夜の温浴施設で目撃情報などもあります。このような生活は、子どもの成長にどんな影響がありますか?
「不安定な生活環境、不規則な生活は成長に影響を与える場合があり、身体の発育が遅れる、栄養バランスの崩れによって病気になりやすいなどは考えられます。車中泊は児 童虐待に該当すると言えますので、児 童相談所が保護する対象となります。また直接的な同年代との関わりがないこと、父以外との人間関係がないということは、将来的に人と関わる力が育たず、対人関係で支障を来たすことと言えます」(山脇さん)