読売新聞「メタバースでセクハラ横行」→ VTuberが恣意的報道に苦言→記事が削除される
「自分のアバターを執拗(しつよう)に触られたり、つきまとわれたり。1日に1度は迷惑行為に遭遇する」
そう話すのは、約10か月前から日本企業が運営するメタバースを利用する40歳代の男性だ。気軽に多くの人と交流できることに面白さを感じ、女性型のアバターを使って毎日数時間利用している。VRゴーグルを使っているため現実世界に近い臨場感があり、「とにかく気持ちが悪い」と訴える。
米企業が運営する世界最大規模のメタバースで楽しむ20歳代の男性も、「卑わいな言葉をぶつけられたり、自分のアバターの胸やおなかを触られたりしたことは何度もある」と話し、「正直、不快だ」と漏らす
https://news.yahoo.co.jp/articles/f42c1f0caea3a6424f07e4603f419759b21bd2f7
これに対しねむは同日、ツイッターを更新し、記事について「『セクハラ横行』『対策急務』はさすがに煽りすぎかと思います」と苦言を呈し、訂正記事を出すよう求めました。さらにねむは「おそらく記事の趣旨に合わないという事で全カットされたと思われます」とのコメントを添え、取材を受けた際のやり取りの全文を投稿しました。
この中でねむは、メタバースでは相手を非表示にしたりブロックする仕組みが充実していることに言及。ハラスメントは、人によって感じ方が極端に違うものの「程度としてそんなに強いわけではない」ことが調査で実証されたと回答しています。
また「最近メディアがメタバースの危険性を過剰に煽ったり、政府がやけに規制に前向きだったりと、実際のユーザーの感覚からかけ離れた議論があちこちで起こっている」とし、こうした動きへの強い危機感を示すとともに、今回の調査が「地に足がついた議論に向けて一石を投じるものになれば」と答えていました。
こうした声を受けてか、22日までに問題の記事は削除されました。ねむは改めて削除を報告し、「声を挙げて頂き感謝します」と綴っています。