日本のアニメや漫画のキャラが白人顔になる理由を岡田斗司夫が語る「白人コンプレックスが原因じゃない」
「日本のアニメや漫画のキャラはなぜ白人顔なの?」
岡田:
外人さんからみたら、特に欧米の人から見たら、日本のアニメやマンガのキャラクターは、白人みたいにみえる問題というやつですね。
岡田:
「美人とされるアニメキャラは、白人の人種形質を持つ。」という研究なんですけど、本当の日本人、アニメの中の日本人、正面から見ても体型が違う。よく言われるんですけど、日本人の胴回り、女の子の胴回りというのは、ワコールの研究によると長方形なんですね。
それに比べて白色人種というか欧米人というのは楕円形なんですよ。なので日本人の胸板っていうのは、どうやってもウエストがスリムに見えにくいということがあります。
日本人というのは背骨が真っ直ぐ、アニメの中の日本人というのは背骨がS字になっている。つまりみんな白人コンプレックスみたいなものがあって、白人っぽく描いてるんじゃないか? という指摘が多いそうです。
岡田:
日本人と白人の顔つきの差というのを、例えば目と眉の間が狭い、目と眉の間が広いという白人と日本人の差は、こういうふうにあるんですけど、アニメキャラとか見たら全部白人ぽく描いているよ。
言われてみればその通りなんですよ。じゃあなんでそうなのか。本当に白人コンプレックスがあるからなのかというと、僕が考える仮説は違います。実はですね、欧米の人たちが見えるような人種的な特質というのか、癖というのが、僕らには見えないんですね。
例えばアジア人というのは目が細いとか、肌の色が黄色いと言われるんですけど、僕らにはそういう風には見えてないんですよ。日本人にも色白という言葉があるんですよ。