ガンダム監督「暮らしの景色の中にアニメキャラが並ぶのは日本文化を汚染している」
https://news.yahoo.co.jp/articles/eacf838874b105fed0f014ea3482695c1a234177
人気アニメ「機動戦士ガンダム」シリーズの生みの親、アニメーション監督の富野由悠季氏(80)が、毎日新聞などのインタビューに応じた。話題は故郷の神奈川県小田原市にとどまらず、地球の環境問題や教育に及んだ。2021年に傘寿を迎えた巨匠の言葉に、今こそ耳を傾けたい。
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◇「暮らしの景色の中のガンダム」は本当に嫌
そして、市内にガンダムをデザインしたマンホールのふたができ、2021年夏に「小田原ふるさと大使」に任命されたことについて「ふるさと大使は、大人の対応で受けた。でも、このままガンダムマンホールがいっぱいできるのは本当に嫌。自然の景色じゃないから」と言及した。
「暮らしの景色の中にアニメのキャラクターがバンバン並んでいていいのかという話をそろそろしたい。ゆるキャラも含めて、日本の文化を汚染しているような気がしてしょうがない。第三者が話すとただの批判になるから、当事者が話す。商売の道具として宣伝するのは構わないが、『それはおかしいぞ』と当事者が話すべきだ」。21年以降、マンホールや原付きバイク用のナンバープレートなど、しきりにガンダムを使ってPRする小田原市をけん制した。
部屋中にアニメや漫画のグッズを飾るのは嫌だという。大事にしているのは、30年以上前に手に入れたリトグラフ。印象派の画家、ゴッホの油彩画「夜のカフェテラス」を立体的に再現する技術で描かれたものだ。
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