【謎】『ガンダムX』は放送短縮なのか打ち切りなのか、いまだ議論が続くwwwwwww
『ガンダムX』1996年放送なのになぜ議論が続くのかーー識者が解説する“打ち切り説”の理由
1996年に放送された『機動新世紀ガンダムX』は、今でもネット上で論争の種になりやすい作品だ。放送話数が全39話と短く、当初予定されていた話数よりも切り上げて放送された作品であり、打ち切りだったのではないかという話題がたびたび浮上するのだ。では、人気がなかったのかというとそうでもない。現在でも熱狂的なファンのいる作品でもあり、そのあたりのギャップが現在でも定期的に話題となる原因かもしれない。
『ガンダムX』は前述の通り、放送スケジュールが短縮された作品として知られている。番組開始当初は放送時間は金曜17時からだったが、キー局だったテレビ朝日では27話以降の放送時間が土曜の早朝6時からという厳しい時間帯に移動させられ、1年間放送するはずだったスケジュールも短縮。全部で39話という、平成前期のガンダムシリーズとしては異例の短さとなった。放送当時サンライズの取締役だった松本悟の著書『ガンプラ開発者が語るニュータイプ仕事術』でも、平成期のガンダム関連作品に触れた箇所で『ガンダムX』のみ具体的な記述がなく、正確な数字は不明ながら関連商品の売れ行きも芳しくなかったようだ。この結果を受けてか、4作続いた平成前期ガンダムシリーズにピリオドを打った作品となっている。
『ガンダムX』の幸運だったところは、早いタイミングで放送の短縮が決定されたことで、最終話まできっちりと走り切ることができた点だろう。打ち切り作品特有のブツ切りで物語が中断された感じもなく、途中駆け足になった箇所もありつつ、ストーリーもしっかりと完結している。つまり、話数は短くなったもののいわゆる「打ち切り」ではなく、非常にうまく撤退戦を戦った作品と言える。そして、そのストーリーとメッセージが、現在でもこの作品を推すファンを産んだ大きなポイントだと思われる。
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