ゲーム製作者「ゲーム機の性能が全然足りない。僕の頭の中をアウトプットできるすごいマシンがない」
水口 ハードウェアの進化はまだまだ必要で、いまのジェネレーションのマシンももちろんそれぞれみんなすごいんだけど、もっと表現力が欲しい。
――表現力はまだ足りないですか?
水口 ぜんぜん足りないですね。
――個人的には、もう十分かな……とも、少しは思うんですけど。
水口 “リアルなものをリアルに表現する”という点ではとてもいいんですけど、そこから先なんですよね。
リアルじゃないというか、リアルを超えたというか……。抽象的なものも含めて、人間の想像力から生まれてくるような、現実では見たことがないものを作ろうとすると、まだぜんぜんダメなんです。
あと、VRやARの未来を考えたときに、まだぜんぜんパワーが足りない。
――頭の中にビジョンがあるけど、それをアウトプットする術がない状態みたいな?
水口 頭の中のビジョンをアウトプットする術はあるのですが、それはすごいお化けみたいなすごいマシンじゃないとできなくて、それをコンソールで実現しようとなると、まだちょっと無理があるということはありますね。
ゲーム作品
1994年 - 「セガラリーチャンピオンシップ」
1995年 - 「マンクスTT スーパーバイク」
1996年 - 「セガツーリングカーチャンピオンシップ」
1998年 - 「セガラリー2」
1999年 - 「スペースチャンネル5」
2001年 - 「Rez」
2002年 - 「スペースチャンネル5 Part2」
2004年 - 「ルミネス 音と光の電飾パズル」
2005年 - 「メテオス」
2006年 - 「NINETY-NINE NIGHTS」
2006年 - 「Every Extend Extra」
2006年 - 「Gunpey-R」
2006年 - 「ルミネスII」
2006年 - 「Lumines Live!」
2007年 - 「Every Extend Extra Extreme」
2007年 - 「Rez™ HD」
2011年 - 「Child of Eden(英語版)」
2016年 - 「Rez Infinite」
2018年 - 「ルミネス リマスター」