【ポリコレ】実写版『リトル・マーメイド』、アリエルが黒人になってしまう
制作が予定されているディズニーの『リトル・マーメイド』の実写版映画で、主人公のアリエル役に黒人の血を引く若手シンガーのハリー・ベイリーが起用された。
●監督もベタ惚れ
米Varietyによると、実写版『リトルマーメイド』にあたり、同作を手がけるロブ・マーシャル監督は、ここ数カ月、たくさんの候補者と面会しオーディションを開催。
しかし、ハリーは序盤からすでに最有力候補に浮上していたという。
ハリーがアリエル役に決定したことが発表された声明の中で、マーシャル監督は「広範囲にわたる審査の結果、ハリーこそがこの役にふさわしい精神や心、若々しさ、純粋さ、重要性を兼ね備えていると確信しました。さらに彼女は、輝かしいほどの歌唱力の持ち主です。彼女はアリエルというアイコニックな役を演じるのに必要なすべての要素を備えています」とハリーを絶賛している。
● 「黒人の血を引くマーメイド」の誕生
アニメ版の『リトル・マーメイド』では、主人公のアリエルは、白い肌に赤い髪、青い瞳と、白人風の風貌で描かれているが、今回キャスティングされたハリーはアフリカ系の血を引くアメリカ人。
実写版のキャスティングについては、同じく黒人の血を引く女優のゼンデイヤの名が浮上し、多様性に欠けると指摘されてきたディズニー作品に”新風を吹かせて欲しい”と世間から期待を集めていたが、ハリーがアリエル役を演じることについても、多くの人々、とくに黒人コミュニティから賛同と喜びの声が上がっている。
ハリーはキャスティングのニュースが全世界を駆け巡ると同時に、ブラウンの肌に黒髪、黒い瞳と自分の特徴を表したアリエルのイラストをツイッターに投稿し、「夢が叶ったわ…」と喜びを表現していた。