ガンダムUC原作者「最近のコンテンツはお粥化している。若い子たちはちゃんとしたお話が来ても噛み方がわからない」←これ正論だったよな
「最近のコンテンツはお粥化している」――「機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)」でなぜこんなにも感動するのか。原作者・福井晴敏氏の発言を踏まえて考えてみた
福井氏は,インタビュー中で以下のような発言をしている。
バブル崩壊以降,当然モノは売れなくなってきます。で,そういう中で何をするかというと,やっぱり売れるようにしていかなければいけないわけです。売れるようにするために何をするかというと,「飲み込みやすく」するんですね。
つまり,今までだったらその,テーブルがあってご飯が並んでいる状態があればよかったんですが,美味しそうな料理が並んでいるだけじゃお客さんが来ない。そうなると,「もう噛まないでもいいですよ」というくらいの,いわばエキスのようなお粥状のものを,どれからどう食べようかな? ということさえも考えさせないで,とにかく相手の口元まで持っていってしまうんです。
凄い砕けた言い方をしてしまうと,“バカみたいな話”ばかりが多くなってしまったんですよ。
ちゃんとした大人なら聞く価値もないっていうようなもの,これが今,「若い子達はこういうものが好きなんだよ」という話でもって大量に作られて,若い子達も選択能力がないままに,差し出されたお粥を飲み込んでしまっている。
で,それに慣れてしまっているものだから,たまにちゃんとしたお話,つまり「ちゃんとした食べ物」が来ても,噛み方が分からない,飲み込み方が分からないという風になってしまう。
https://www.4gamer.net/games/125/G012548/20110401036/