『アーマード・コア6』大ヒットも古参ファン猛反発←これwwwww
“ソウルっぽさ”を嫌う強化人間たち
ただ、ソウルシリーズのノウハウが活かされている部分を、あまり良く思わない古参ユーザーも多いようだ。SNSやSteamのレビューなどには、ネガティブな意見も多く投稿されており、《正直ACとしては期待外れ。死にゲーをしたいわけではない》《歴代ACシリーズをやっていた老兵としてはこれじゃない感は否めないなー》《ソウルライクやりたいわけじゃないので返品申請した。アーマード・コア、なぜこうなった…》《アーマード・コアの見た目をした別ゲー》などと評されている。
実際に「AC6」は、いわゆる「死にゲー」的な要素が強くなっており、難易度が高いボスが数多く登場する。それを象徴するのがチュートリアルのミッションで登場するヘリコプター型のボスで、SNS上では「チュートリアルのヘリ」というワードがトレンド入りするほど話題を呼んだ。
「チュートリアルのヘリは、制作陣からプレイヤーに対する『これは死にゲーですよ』というメッセージを届けるものだったのかもしれません。何度もゲームオーバーになり、敵の行動パターンを記憶してクリアに向かうゲーム性は、『ダークソウル』や『エルデンリング』とほとんど同じです。
また、新要素として導入された『スタッガー』システムは、相手をひるませて大ダメージを与える仕組みですが、『ソウル』シリーズの『強靭』や『SEKIRO』の『体幹』といったシステムを連想せざるを得ないでしょう。言うなれば『AC6』はフロム・ソフトウェアが最近のヒット作で培ったノウハウをつぎ込んだ、令和最新版のアーマード・コアなのではないでしょうか」(同)
“フロムゲー”らしさを全開にしたことで、古参プレイヤーの一部から反感を買っている「AC6」。とはいえ現にシリーズ随一のヒット作となりつつある現状を踏まえると、フロム・ソフトウェアの戦略は正しかったようにも思われる。
実際に「エルデンリング」からフロムゲーを始めたゲーマーたちは、理不尽な死にゲーを求めて「AC6」を手に取ったことだろう。古参のレイヴンもリンクスも、この戦場を生き延びるには“ソウルっぽさ”を受け入れるしかなさそうだ。